工房ブログ 2024.09月号

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ハンドルネーム 心はタケノコ

 工房で毎月購入していただいている雑誌『現代農業』の2024年9月号の特集は、「今きてる! ブロッコリーづくりを10倍楽しむ方法」というものでした。工房でも同じようにブロッコリーを栽培しているので参考になる内容も多く、しっかりと参考にして栽培出荷に繋げていこうと思います。

 ブロッコリーの今年のニュース(2024年1月)で、「農林水産省が、ブロッコリーを2026年度から指定野菜に追加することを決定した」ことが報道されました。指定野菜とは、「野菜生産出荷安定法」に基づき、消費量が特に多く、国民生活上の重要な野菜として国が指定する野菜のことで、現在、キャベツ・きゅうり・里芋・大根・玉ねぎ・トマト・なす・ニンジン・ネギ・白菜・ピーマン・ほうれん草・レタス・ジャガイモの14種類が指定されています。前回の指定は1974年のジャガイモで、新指定は約半世紀ぶりになります。

 統計では、ブロッコリーの出荷量(農林水産省作況調査による)は2021年は15万5500トン、20年前の2001年が7万5500トンで2倍以上の伸びとなっています。栄養価が高く(ビタミンCやβ-カロテンが豊富)、下処理の手間がかからない使い勝手の良さが人気の理由かもしれませんね。少し茹でてマヨネーズをかけるだけで美味しく食べられます。

 私事ですが、この8月は新型コロナウイルスに感染し、お盆休みも含めて10日間家で静かに過ごしていました。その時思ったことはやはり健康でいる事の有難さ。私の父がいつも「健康のために野菜を食べにゃいけん」と言って、毎日のように野菜サラダを食べていた姿もお盆で思い出したりもしました。「よし、親父のように毎日野菜を食べよう。この秋からは家の菜園をいろいろな野菜で全部埋め尽くそう」。

 手元にあった種苗メーカー8社のカタログを見てみると、野菜の品種は本当にたくさんありますね。ブロッコリーも多種多様。従来からの一般的な頂花蕾採りのもの、側枝からも花蕾が収穫できる兼用品種。そして側花蕾専用の品種。側花蕾専用品種もいくつかあり、ステックセニョール(ブロッコリーと中国野菜のカイランとの交配、茎ブロッコリーとも言います)、アレッタ(ブロッコリーとケールの交配、工房でも今年で栽培3年目。ものすごく収穫出来て、忙しくて楽しい)、プチヴェ-ル(ブロッコリーと芽キャベツの交配、苗での販売のみ)、アンチョビ菜(ブロッコリーとキャベツの交配、アンチョビの味はしないが葉も茎も美味しいらしい)。またリーフブロッコリーと言って、ケールのように葉を食べるためのイタリア野菜もあります。

 この秋はどの品種も少しずつ植えてみて、美味しくて売れそうなら工房でも栽培したいと思います。まだまだ暑い日が続いていますが、立秋も過ぎ季節はすでに「処暑次候、天地始粛(てんちはじめてさむし)(二十四節季 七十二候)」。ようやく暑さが鎮まるころに移ってきました。作業もしやすくなるでしょう。

 工房の外作業も、家での菜園作業も、どちらも頑張りたいと思います。

ハンドルネーム とんとん

近頃はインターネットで何でも調べられ、苦労せずして情報を集めることが出来とても便利です。

私は、近隣の売家・売り土地情報をチェックするのが好きで、よく見ています。

知っている家が売りに出ていたり、その間取りを見たり、「こんな場所に住めたらいいなぁ~」と思いながら新築マンションを検索し空想して楽しんでいます。

また、何処か旅行したい時も、観光案内や旅館の手配など、宿泊料金もサイトや予約時期によってかなり違うので、念入りに調べて計画を立てています。

目的地までの道順であったり、電車での乗換え方法や出発・到着時刻、運賃等も検索するとすぐわかり、旅行慣れしていなくても心配せず旅が出来るため、とても助かっています。

その一方で、昔の様に地図を片手に道を間違えながら目的地を目指したり、時刻表を調べて効率的な行き方を調べたり、という苦労が無くなった分「あの時こんな苦労をしたなぁ~」という思い出も減ったような気がします。

何事もすぐインターネットに頼ってしまうため、老化だけではなく脳の萎縮がかなり進んでいるのではないかととても不安になる事もあります。

これからはもっと便利な世の中になって来ると思いますが、上手に活用してぼけない努力も必要だなと思う今日この頃です。

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