工房ブログ 2025.12月号

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ハンドルネーム 備後絣

私の前回のメール原稿で親知らずの抜歯が終わったら、術後の経過を含めて報告しますと予告していたので報告させてもらいます。
11月7日、中国中央病院の口腔外科にて抜歯してもらいました。
事前の説明では、親知らずはかなり深い位置にあるので、『ガバっと切開して、ゴリゴリっとほじくって抜きます。』と説明を受けていたのですが、実際は想像以上にハードな手術でした。
麻酔後、ガバっと切開して、まずはハンマーとノミのようなもので叩き割りました。
『ドーン、ドーン!』と衝撃が頭の中で響いて怖かったです。
割った後は、抜き易いようになるべく細かく削るのですが、通常の治療で使うものとは明らかに違っていて、音や振動で無意識のうちに身体に力が入っていました。
削って、抜くを繰り返すのですが、執刀医も『うぅ~ん、抜けないねぇ』と呼吸が荒くなっていました。
おそらくペンチのような道具で摘まんで引き抜こうとしているのですが、顎の奥で『ミシミシッ、ギシギシッ』と顎全体が持っていかれそうな程引っ張られました。

小一時間程の手術後、『やっぱり深かったねぇ。』と抜けた親知らずを見せてもらいましたが、割って砕かれて歯の原型は留めていませんでした。
私の親知らずは『完全埋伏(まいふく)智歯』というタイプのものだったようです。
無事に抜歯してもらいましたが、かなり疲弊しました。
術後も出血はありましたが、想定内の時間で落ち着きました。
抜歯後も痛みはしばらく続きました。
下顎の骨まで削っているので1週間は鎮痛剤を服用しました。

今回の件で、親知らずの事を医療用語では『智歯』と表記することを勉強しました。
診療明細書に『抜歯手術:下顎完全埋伏智歯(骨性)又は下顎水平埋伏智歯』と記されていました。
親知らずの語源や他の言語ではどう表記するのかも気になって調べてみました。
諸説あるようですが、かつては平均寿命が50歳前後と短かったため、子どもが20歳前後になると親がすでに他界していることが多く、『親が知らないうちに生えてくる歯』という意味で『親知らず』と呼ばれるようになったとか。
英語では『wisdom tooth(知恵の歯)』という表現が一般的で、知恵がつく年齢になってから生えることに由来しているそうです。
ドイツ語:Weisheitszahn(知恵の歯)
フランス語:dent de sagesse(賢さの歯)
スペイン語:muela del juicio(判断力の歯)
欧米の言語では『成長』や『知恵』『判断力』といったポジティブな意味で名付けられていることが多いようです。
なんだか共通項があって、へぇ~、面白いなと感じたのは私だけ?
中国語では、『智歯』または『智牙』と表記されます。
韓国語では『사랑니(サランニ/愛の歯)』と表記されるようです。
なんか韓国だけ、ちょっと違うな。

名前の由来一つとっても、親知らずという言葉には単なる歯の名前以上に、人の暮らしや文化的背景が反映されていて面白いなと感じました。
長々と親知らずの話に付き合っていただき、ありがとうございました。
最後に一言、歯医者に行くのは面白くないですから、歯を大切にしましょう。

ハンドルネーム 竜神丸

先日、福山天満屋で開催された『いけばな閑渕流展』(テーマ:「平和を祈って」)というイベントに家族で行ってきました。

というのは、私の息子が5年前からこの流派で教わり始め、以来毎年出展しているからなのですが、特に今年は息子が『免許皆伝』という資格をいただいたからでもあります。指導いただいている先生からも、毎年上達していると褒められ、親としても誇らしく嬉しく思っています。

息子の作品だけでなく、家元を始め皆さんの、テーマに沿った個性あふれる創作に触れて、華の美しさと多様性といった魅力に感動すると同時に、心癒される時間を過ごす事が出来ました。

皆さんも機会があれば是非、生け花の世界に触れてみてください。いいもんですよ。

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